講義は遠隔(zoom)で実施します。
本講義はすべての宗教の歴史を論ずるのではなく、日本のおける神仏習合の歴史を取り上げる中で、宗教とはないか、宗教と政治、宗教と生活の問題について掘り下げる。特に、講義では日本の古代から中世について八幡神という神のあり方を論じることにしたい。この時期では、日本古来の神社信仰と仏教の関係、すなわち、神仏習合の過程が最も大きな課題となる。本講義では、神仏習合に焦点をあてながら日本の宗教の特質を明らかにすることを目指すわけであるが、日本で、はじめて仏教に帰依した神は、宇佐の八幡神であり、八幡神の登場とその宗教的展開がまさにこの神仏習合の過程といえる。そこで、八幡神の歴史を中心にすえ、日本の宗教的特質を明らかにし、神仏習合の過程を理解してもらうことを目標とする。教科書として拙著『八幡神となにか』を使用し、テキストを予読してもらい、次の講義の問題点、ポイントを講義の前に予告する形式で授業の理解を深めることにしたい。
本講義はすべての宗教の歴史を論ずるのではなく、日本のおける神仏習合の歴史を取り上げる中で、宗教とはないか、宗教と政治、宗教と生活の問題について掘り下げる。特に、講義では日本の古代から中世について八幡神という神のあり方を論じることにしたい。この時期では、日本古来の神社信仰と仏教の関係、すなわち、神仏習合の過程が最も大きな課題となる。本講義では、神仏習合に焦点をあてながら日本の宗教の特質を明らかにすることを目指すわけであるが、日本で、はじめて仏教に帰依した神は、宇佐の八幡神であり、八幡神の登場とその宗教的展開がまさにこの神仏習合の過程といえる。そこで、八幡神の歴史を中心にすえ、日本の宗教的特質を明らかにし、神仏習合の過程を理解してもらうことを目標とする。教科書として拙著『八幡神となにか』を使用し、テキストを予読してもらい、次の講義の問題点、ポイントを講義の前に予告する形式で授業の理解を深めることにしたい。