「国際経営論」は、企業経営の国際化に伴う諸問題を解決に導く筋道を研究する学問です。学問領域としては非常に学際的((interdisciplinary )であり、経営学,経営戦略論,経営組織論,多国籍企業論など様々な領域と関連性が高い分野です。
グローバル化が進み、企業は、その規模の大小を問わず、ほとんどの企業が国境を越えてその事業活動を展開しています。個人が海外旅行をした時に感じる様々の不便さや問題と同じようなことが、企業の活動の中でも実際に生じています。そうした企業の事業活動の実態と理論について理解することが、「国際経営論」の講義の大きな目的の一つです。
この「国際経営論」の講義の中では、①企業の国際化の状況を理解する。②グローバル化の進む中で、展開する企業活動がいかにマネージメントされているかといった国際ビジネスにおける課題や諸問題について検討していきます。講義の中では、具体的な日本企業の活動を事例としてとりあげながら、理論的な考察に企業事例を結びつけた講義として進めて行きます。「理論と実践は密接不可分」といわれ、理論的な分析に基づいて実際に経営を行っていくことが必要であり、そこに新しい知見を提供します。ゆえにこの講義は学生に知識を伝えるだけの一方的なものではなく、講義と学生への発問を交互に繰り返し、学生の能動的な学修への参加を取り入れた授業の実施・準備・事後学習においてアクティブラーニング型の授業を計画しています。したがって、積極的に授業に参加してください。また、必要に応じて経済新聞や経営雑誌、ビジュアル教材の使用などを組み込んでいきます。