この講義において、インドに始まる仏教石窟の成立及び石窟の中国への伝播の過程を示しながら、臼杵石仏の石窟芸術としての意義について概説する。また臼杵石仏と平安期の院や摂関家との政治的宗教的な関連についても言及する。なお、この講義は、原則として対面授業を実施する予定であるが、感染症防止対策のため、遠隔授業を行うこともあり得る。